本日はよろしくお願いします。まず最初に、応急処置企画で具体的に行う内容について教えてください。
「今年の応急処置企画では、大きく分けて4つの企画を考えています。まず1つ目はBLS(Basic Life Support:一次救命措置)です。ここでは心配蘇生法やAEDの使い方について、マネキンなどを用いて体験してもらいます。」
実際に医学部の授業でもやったのですが、本当に応急処置を知っていて実践できる人は少ないですね。
「そうですね。昨年もこの企画は好評で、多くの人に体験してもらっています。」
「2つ目の企画は、スポーツ関係の応急処置です。具体的には正しいテーピングの仕方や運動中に多い外傷の処置方法などを伝えたり、怪我予防に効果的なストレッチ方法についてもアドバイスする予定です。」
僕もテーピングの正しい巻き方を知らないので、機会があれば参加してみたいです。
「この企画は僕が特にやりたかった企画でもあります。医学部の授業って専門性が高い一方で、そういった基本的かつ実用性のある内容についてはあまり触れてくれないんですよね。」
「3つ目は、予防医学についてです。怪我や病気の応急処置も大事ですが、やっぱりそういった事故を事前に防ぐことも大事なことですから。今年はうつ病をテーマにあげ、精神科の先生や学生カウンセラーの方のアドバイスの下、うつ病予防を伝えていきたいと思います。」
「そして最後の4つめは、薬についてです。メインは院外処方とジェネリックについてで、その他に市販の薬と食べ物、飲み物との組み合わせについて、私たちが調べたものを紹介していきたいと考えてきます。」
多くの企画を検討しているんですね。ところで今現在、どのような活動を行っているのですか。
「ミーティングでは主に応急処置や病気の予防についての勉強会を行っています。毎回担当の人が発表資料を用意して、パワーポイントなどを使って紹介しています。この企画のスタッフは全部で20人ほどいるのですが、1年生から上級生、さらには経験者もいるので、非常に中身の濃い勉強会を毎回行っています。」
応急処置企画には、主にどんな人に来てもらいたいと考えていますか。
「応急処置や病気の予防に少しでも興味のある人なら、老若男女誰でも来て欲しいと思います。もちろん医学部生も大歓迎ですよ。」
「亥鼻祭が近づくにつれ、活動が忙しくなってきますが、とにかく楽しみながら企画を進めていきたいと思います。自分が楽しんでいないと、企画全体の雰囲気も楽しくないものになってしまいますからね(笑)」
忙しい中でも、楽しくやるのは大事ですよね。それでは、本日は忙しい中インタビューに答えていただき、どうもありがとうございました。